Ateam Tech Blog

エイチームのエンジニアたちによるテックブログ

Ateam AWARD『エイチームエバンジェリスト賞』受賞者インタビュー

エイチームグループでは、1年に1度Ateam AWARD(社内の表彰)を実施しています。

「Ateam AWARD」とは、成功・活躍・貢献の事例を共有し、共に学び、今後の取り組みにつなげることで、お互い高め合い認め合う文化を継承し、みんなで成長していくための表彰の場です。

今回は2024年7月期を対象として様々な表彰がありましたが、その中から『エイチームエバンジェリスト賞』を受賞された、Qiita株式会社の千葉さんにインタビューを行いました。 エバンジェリスト賞は、自身の知見や経験を積極的に発信し、エイチームの企業ブランドに貢献した方に贈られます。

受賞おめでとうございます。簡単に自己紹介をお願いいたします

Qiita株式会社でエンジニアをやっている千葉知也 (@tomoasleep) と言います。社内基盤や開発環境の改善、 SRE 活動から、機能開発まで、Qiita の開発に広く関わっています。

Qiitaには、学生の頃から関わっていて、一度別の会社に転職したのですが、2年ほど前に Qiita に戻ってきました。

エバンジェリストは伝道師という意味ですが、この1年、特にどういった活動をされてきたことが受賞に繋がったと思われますか?

賞としては、Qiita 社外でのアウトプット活動、とりわけオフラインでの勉強会での登壇や参加、RubyKaigi などのテックカンファレンスにヘルパーとして参加したりなどの活動が評価されてのことだと思います。ただ、個人的には、1年間頑張った、というよりは、入社時ずっと続けていたことが今年評価された、という感覚です。

RubyKaigiの様子(1)

アウトプット活動を始めたきっかけや、継続している理由等がありましたら教えてください。また、そういった活動から、得られたものがあれば教えてください

大元として、社外のコミュニティに関わり始めようと思ったきっかけは RubyKaigi への参加だと思います。

Qiita に入社する前に RubyKaigi (Ruby の開発者中心の国際カンファレンス) に何度か現地参加することがあったのですが、そこでは、凄いソフトウェアエンジニアに触れたり、Ruby に関する構想を聞けたり、参加者同士で Ruby に関する話が出来たりと、とにかくソフトウェアエンジニアとしての熱が得られるような場所だったんですよね。また、スポンサーしている各社も、そこで Ruby を利用する企業としてのブランディングをかなり熱心に行っているのも印象的でした。そこで、こういった場に貢献していきたい、周囲のメンバーにこの熱を伝えていきたいという思いを持ちました。

RubyKaigiの様子(2)

また、こうした場に関わるのは、会社としての大きく価値があると考えていました。そもそも Qiita は創業当初から Ruby を利用して成長してきたので、こうしたコミュニティにも貢献していくべきだし、サービスとしてそうする意義もあると思います。 また当時は、コロナ禍の影響で、社内のエンジニアが外部の優秀なソフトウェアエンジニアと接する、刺激を受ける機会があまり作れていませんでした。こうした外部のコミュニティへの参加は、社内のエンジニアにとっても刺激を受ける良い機会にもなると考えました。

こうした理由から、 Qiita としては RubyKaigi などにスポンサーする価値が絶対にあると思い、RubyKaigi 2023 ではスポンサーをやらせてもらえました。ここで実際にやって手応えを感じたからこそ、「別のところでも、外部のソフトウェアエンジニアと交流できる機会はないか」「Qiita として外部に発信できることはないか」「Qiita やコミュニティに還元できるものはないか」と模索しながら、色んなコミュニティに参加する、登壇する、スタッフをやってみるなど、色々やってみて今に至る、という感じです。

もちろん、こうして外部のコミュニティとの関わりやアウトプットを継続できているのは、こうした使命感だけではなく、色々な意味で好きだから、というのもあると思います。

好き、というのは色々ありますが、例えば、発信することで自分の理解のレベルが上がる、発信がうまくなるなどの自分の成長につなげることが出来たり、他の人のアウトプットにも触れられて、そこから学びを得られます。また、自分が行動した内容が他の人の助けになるなどで、コミュニティに対しての貢献が行えた達成感が得られる、そこで外部の人との繋がりが出来たりもします。こうしたことが自分の原動力となって、自然と外部のコミュニティと関わり続けることが出来たのだと思います。

インタビューは以上です。

Ateam AWARDでは、他にも全職種を対象とした多様な賞があり、受賞者が表彰されました。 詳細については以下記事をご参照ください。

ateam-note.a-tm.co.jp